漁船の釣り上げ作業が進んでいます荒浜で漁船や釣船の引き揚げ作業が始まりました。大型クレーン3台で少しずつ、これ以上壊れないよう慎重に船体を持ち上げていきます。
震災のあった日は、休漁期間であったため、ほとんどの船が岸壁に接岸されており、84隻のうち82隻が津波で流され、民家に突っ込むなど、見るも無残な姿になってしまいました。また、漁協の施設もすべて全壊、精力的に亘理の漁業を盛り上げてきた組合員やその家族も犠牲になるなど、絶望感に包まれていました。
しかし、宮城県漁協亘理支所菊地伸悦運営委員長は、「自分たちでできることはやる。準備が整えばすぐに魚を獲りに行きたい」と国や県に対し漁港内のがれき撤去を強く訴えています。漁業者の中には、廃業する意思を固めた人もおり、早く再開のめどをつけ希望を持ってもらいたいと、全壊した漁協事務所の隣に仮事務所を設けて、漁協職員が一丸となって陣頭指揮を執っています。

いけすから稚魚をすくう組合員

4月14日、角田にあるサケのふ化場から70万尾の稚魚が阿武隈川に放流されました。今日放流した稚魚は、4年後母なる川に戻って来ます。荒浜の活気ある漁業が一日も早く再生できるよう、みんなで応援していきましょう。