亘理町の応急仮設住宅第1次分116戸が、宮城県蚕業試験場跡地に完成し、4月29日、入居者へ鍵が渡されました。

説明会で齋藤邦男町長は、「震災後50日間避難生活をされ、お疲れのことと思います。この場所で互いに心を一つに、助け合いながら生活をしていただきたい」とあいさつ、その後電気、ガス、水道など、これからの生活について説明が行われました。

吉田浜北の専業農家半沢幸三さんも今回入居が決まりました。「津波で農機具など全部流され、家の基礎しか残らなかった。かえってあきらめがついたが、せめて思い出の品だけは残ってほしかった」と震災を振り返り、「仮設住宅へ入居できてうれしいが、これからどう生活していくかここで考えていきたい」と話していました。

亘理町では、1250戸の建設を県に要望しており、すでに856戸分の工事が進められています。建設場所は第1次の蚕業試験場跡地のほか、宮前野球場(第2次・吉田小学校前)、旧館運動場(第3次・中央公民館前)、亘理町公共ゾーン(第4次・亘理駅東)と、今後高屋地区の工業団地にも建設が予定されています。

仮設住宅には、冷蔵庫や炊飯器、テレビなどが準備され、鍵を受け取った入居者はさっそく室内へ入り、新たな生活に希望を膨らませていました。