無火災を祈願する団員亘理町消防出初式が1月8日、亘理中学校で行われ、はじめに出席者全員で1年の無火災を祈願しました。(写真)

式辞で齋藤邦男亘理町長は「震災で団員の皆さんには危険を顧みず地域住民の避難誘導に当たられ、その迅速な対応によって多くの町民の命が救われた。逃げ遅れた方の救出や行方不明者の捜索活動にご尽力いただき敬意と感謝を申し上げます」と述べました。

また、亘理町消防団の森義重団長も「震災では極めて危険な状況のなか、使命感と冷静な判断で住民の避難誘導や救出活動などの任務を遂行したことに感謝している。多くの団員は住居も生業も様変わりし落ち着かない日々を過ごしていると思うが、この難局を乗り越え、さらなる消防防災力の向上と、団員一丸となって新生亘理の一躍を担っていただきたい」と訓示しました。

式では、震災で避難誘導中に尊くも職に殉じられた荒浜分団の玉手孝也部長に団長から顕彰状が贈られました。長男の孝行さんは「使命感の強い父で真っ先に現場へ向かった。(父を誇りに思っているが)団員の皆さんには自分の命を大切に消防活動に励んでほしい」と話していました。

 この日は日差しが差す穏やかな天候のなか、機械器具点検や隊列訓練などが行われ、団員はきびきびとした態度で今年最初の訓練に取り組んでいました。