震災の体験を発表するパネラー逢隈地域シンポジウム(逢隈地区まちづくり協議会主催)が1月15日、JAみやぎ亘理本所で行われました。24回目の今年は、「大震災を体験して」をテーマに、消防団員や教員、民生委員など6人のパネラーがそれぞれの体験談を発表しました。(写真)
避難所となった逢隈小学校の曽根原朗教頭は「1350人が校舎で避難生活を送った。プールからトイレの水を汲むなど不自由な生活でしたが、苦しいときに人々がしっかり助け合い、支えあいながら共に生きていくことの良さを学んだ」と話しました。また、炊き出しに当たった逢隈地区婦人防火クラブの菅生和子さんは「穏やかな日々の暮らしは備えがあってこそ守られ、人間関係を大切にした近所付き合いが重要であることを再認識した」と発表しました。
助言者を務めた逢隈中学校の及川洋志校長は「地域を大切にしようとする意識がさまざまな活動を支えたのではないか。防災を考えるうえで冷静な判断と臨機応変な対応、正確な情報伝達が重要であることを感じた」と語り、「被災体験を風化させないよう取り組んでほしい」と呼びかけました。
この日は地区民約200人が参加し、パネラーの発表にうなずきながら、災害への備えについて話し合っていました。