稚魚に最後のエサを与える子どもたち亘理の郷土料理「はらこめし」で知られるサケの生態や人工ふ化の現状を見学し、作り育てる漁業を知ってもらおうと4月17日、サケ稚魚放流体験学習が行われました。
この日は、亘理小学校の五年生児童133人が、角田市鳩はとばら原地区にあるサケふ化場で人工ふ化について学び、いけすの稚魚に最後のエサを与えました。
また児童らは荒浜漁港へ移動して、体長1センチほどに成長した稚魚に「大きくなって帰って来てね」と声をかけながらバケツを使ってそっと放流していました。放流した稚魚は、アラスカ海やベーリング海などを回遊し、3~4年後亘理へ戻って来ます。
あいさつで齋藤町長は「サケが戻って来るためには川や海がきれいでなければならない。今日の体験を通して環境についてもしっかり学習してください」と児童に呼びかけました。
漁協では、昭和53年から人工ふ化に取り組んでおり、例年240万尾の稚魚を放流しています。しかし昨年は、震災で停電した影響で阿武隈川から取水することができず、60万尾の放流に止まったということです。