月の輪工法の訓練をする団員台風や大雨に備え、水防技術の向上と水防体制の強化を目的とした、宮城県消防協会亘理地区支部の水防訓練が7月1日、阿武隈川河川敷で行われました。

開会に先立ち、森義重支部長は「水防体制の確立は、資材や設備等を充実させることも必要だが、人間の知識と経験が大きな力となる。団員諸君にはなお一層の努力をお願いする」とあいさつしました。

訓練は、豪雨により阿武隈川の水位が急激に上昇したことを想定し、亘理・山元両町の消防団員と亘理消防署員が堤防を守るためのシート張り工法や月の輪工法(写真)など7種類の工法を実施しました。

五徳縫い工法これらの工法は、代々消防団に受け継がれているもので、堤防の亀裂拡大を防止する五徳縫い工法では、竹の組み方や縄の結び方などのポイントを指導員が団員に細かく伝授する姿が見られました。(写真下)

講評で、東北地方整備局仙台河川国道事務所岩沼出張所の八木恵里所長は「本番さながらの緊迫感ある迅速かつ正確な訓練の様子を拝見し河川管理者として心強く感じた。 こうした訓練の積み重ねが災害時の的確なチームプレーに結びつき、ひいては地元の皆様の安全安心につながるものと思う。今年は6月に異例の台風上陸があり異常気象が懸念されるため更なる水防技術の向上と強化にご尽力いただきたい」と述べました。