会場のようす女性の視点から防災を考えるセミナーが7月7日、悠里館視聴覚ホールで行われました。これは、亘理地区まちづくり協議会が地域の防災力を高めるために何が必要なのか、その方策を見出すきっかけとするため、内閣府中央防災会議防災対策推進検討会議委員でNPOイコールネット仙台代表の宗片恵美子さんを招き開催したものです。

セミナーで宗片さんは「災害時に取り残される人を救うのではなく、取り残される人をなくさなければならない」と指摘したうえで、「地域のなかで女性は子育てや介護をしていたり、自身が高齢や障害者、外国人、妊娠中だったりと暮らし方がさまざまである。こうした災害弱者と呼ばれる女性の視点で地域防災計画や避難所運営などを考えることはすべての人に配慮された対策につながる。女性ならではの困難を解決していくために、女性が方針決定の場に参加ではなくぜひ参画してほしい」と呼びかけました。

また、「防災訓練は人や物など地域の資源を洗い出すきっかけになるので、こうしたことを活用して自分たちの地域の防災を考えていくことがまさに復興へ向けたまちづくりだと思う。災害や防災に苦手意識を持たず意思決定の場に入り、女性の視点でしっかり発言していくことが大事」と重ねて強調しました。

同協議会では、「命を守る大作戦」と銘打って防災を含めた地域の安全対策に取り組んでいますが、本当の課題を見つけないまま漠然と事業を行うのではなく、男女、各年代、それぞれの立場の視点を活かした防災への備えを検討するため、このセミナーを契機に今後ワークショップなどを通して課題を見つけ、住民の不安をひとつずつ解決できるよう取り組んでいくことにしています。