上棟式では紅白の餅などがまかれました吉田保育所で9月9日、新築中の仮園舎の上棟式が行われました。

吉田保育所は、かつて長瀞小学校に隣接したところにありましたが、震災で被災したため、現在、吉田西児童館に間借りをして保育を行っています。
そうしたなか、昨年ユニセフ協会から園舎建築の申し出があり、今年4月から工事を行っているものです。
この日は、屋根の上に大きな吹き流しが飾られ、神事では齋藤邦男亘理町長や宮城県ユニセフ協会の五十嵐栄子事務局長、そして工事関係者らが工事の安全を祈願しました。
また、支援米で作られた紅白の餅やおひねりなどがまかれ、吉田保育所に通う児童と保護者のほか、隣接する宮前仮設住宅の住民など約300人が歓声をあげながら拾っていました。
吉田保育所の鈴木由美子所長は、「私たちだけではなく子どもたちも完成を楽しみにしている。地域の保育所として愛されるよう完成までに準備を整えていきたい」と話していました。
設計事務所によると、建築中の園舎は、木造平屋建て、堂々とした懐かしい切妻(きりづま)屋根が特徴で、外壁には津波で流された防潮林の松を使用するということです。これは震災まで長い間生きてきた木であったことを記憶として伝えこれから生きていく子どもたちの希望にしてほしいとの願いが込められています。
園舎は12月に完成する予定ということで、早ければ年明けから子どもたちの元気な姿が見られそうです。