アグネス・チャンさんと出席者全員で「しあわせの花」を手話を交えて合唱しました吉田西児童館内に建設が進められていた吉田保育所の仮園舎が完成し、1月20日、落成式が行われました。

この園舎は、公益財団法人日本ユニセフ協会から亘理町へ寄贈されたもので、落成式には、日本ユニセフ協会早水研専務理事や齋藤町長のほか、保育所の児童・保護者など約100人が出席し、完成を祝いました。
早水専務理事はあいさつで、「子どもに優しい復興、そして震災以前よりも良い形での復興を目的に、世界中から寄せられた募金を活用して施設を建築した。最大限活用してもらい、子どもに優しいまちづくりのために役立ててほしい」と述べました。

吉田保育所は、長瀞小学校に隣接したところにありましたが、震災で被災したため、吉田西児童館に間借りをして保育を行ってきました。そうしたなか、一昨年ユニセフ協会から園舎建築の申し出があり、昨年4月から工事を行っていたものです。 

齋藤町長は「足場が組まれ、木材を組み立て、日々建設が進む状況を間近で見て、子どもたちだけでなく保護者や保育士の大きな支えとなってきた。児童福祉における復興のシンボル、木の温もりにあふれた素晴しい建物を寄贈いただき感謝したい」と謝辞を述べました。

 この日は、ユニセフ大使のアグネス・チャンさんも式典に臨み、「今から生まれてくる震災を知らない子どもたち、そして、震災の影響を受けている子どもたちが一緒に成長していきます。一人ひとりがより強く、より美しく育つために、この施設が少しでも役立てば、全世界から集まった募金と愛情が報われると思います」とスピーチ。アグネス・チャンさんと出席者全員で「しあわせの花」を手話を交えて合唱しました。

設計事務所によると、建築中の園舎は、木造平屋建て、堂々とした懐かしい切妻(きりづま)屋根が特徴で、外壁には津波で流された仙台市内の防潮林の松が使用されており、震災まで長い間生きてきた木であったことを記憶として伝えこれから生きていく子どもたちの希望にしてほしいとの願いが込められているということです。
吉田保育所によると、2月から新しい園舎で保育をはじめるということです。

(2013年1月20日・写真:アグネス・チャンさんと出席者全員で「しあわせの花」を手話を交えて合唱しました)