浜吉田駅を出発する電車に手を振って運転再開を喜ぶ住民3月16日のJRダイヤ改正で、常磐線浜吉田駅-亘理駅間(約5キロ)の運転が2年ぶりに再開され、浜吉田駅前で記念の式典が行われました。

式典を主催した吉田東部地区まちづくり協議会の渡邉信秋会長は「署名や浜吉田駅を中心とした沿線の除草・清掃などの地道な活動が、本日の運転再開につながった。運転が再開されたことで吉田東部地区に戻って来る方も増えるのではないかと思う。さらなる地域の復興に期待したい」とあいさつを述べました。

また、齋藤邦男亘理町長は「地元の方々の熱意ある活動とJRの復興にかける思いから今日の運行に至った。通勤通学者の生活の足が確保され、賑わいと生業が活性化されることに期待したい」と述べ、「仙台方面にでかけるときは、車ではなく電車を利用してほしい」と呼びかけました。

常磐線は、東日本大震災により甚大な被害を受けた相馬駅-亘理駅間について、一部区間の線路移設を含め「まちづくりと一体となった復旧」を進めることとしていますが、今回先行して浜吉田駅―亘理駅間の現在位置での運転再開となりました。浜吉田駅周辺の住宅は、仙台方面への通勤通学者が多く、駅近くに住む住民は「孫と息子が仙台に通っているが帰りが遅くなると亘理駅まで迎えに行くしかなかった。浜吉田駅まで開通して本当にうれしい」と喜びを語りました。また別の住民は「電車が通ったら元の家に帰って来るという人もいる。早く戻って来てほしい」と話していました。

(写真:浜吉田駅を出発する電車に手を振って運転再開を喜ぶ住民・2013年3月16日)