5月22日(水曜日)悠里館の視聴覚ホールでわたり朗読奉仕の会による第6回朗読会「五月の風にさそわれて」が開催されました。

震災後一時は活動を休止していましたが、会員が師事する沼沢郁子先生の指導再開を経て、朗読ファンからの要望により昨年から朗読会が復活しました。

会員自ら伐採したという笹が舞台袖に活けられた趣のある会場に詰め掛けた大勢の朗読ファンに向けて、最初に、震災を風化させずに語り継ぐ意味を込めて、やまもと民話の会が編さんした文献にある震災体験談の朗読からプログラムが始まり、続いて没後80年を迎えた宮沢賢治や三浦哲郎の作品の朗読が続きました。

第二部の『耳なし芳一のはなし』は、朗読劇という形式をとり、語りを担当する方および複数の登場人物が4人の朗読者により臨場感豊かに表現されると、音響効果と相まって、聴衆はその世界観に思わず引き込まれる心地よさを味わい、いつまでも聞いていたい衝動に駆られるほどその魅力に圧倒されました。

終了後には、「感動した。」「今後も楽しみにしている。」という声が多数聞かれ、会員と懇談する光景がそこかしこで見受けられました。

朗読奉仕の会は、文学作品を中心に朗読の勉強をしている団体で、目の不自由な方のために毎月『広報わたり』の音訳ボランティアの活動も行っています。

来年もさわやかな風のように感動を運んできてくれることでしょう。