8月18日に荒浜中学校の新校舎落成式が行われました。
東日本大震災で2.4メートルの津波浸水被害を受けた荒浜中学校は、1階部分を支柱だけにして教室と体育館を2階以上に配置した高床式(ピロティー方式)の校舎として建設されました。
落成式が行われた体育館に入ると地上10メートルの屋根が施設をより大きく感じさせます。
その屋根には太陽光パネルが設置され、バッテリーに充電される仕組みで、非常時には夜間照明で3日分の電力を供給します。
校舎東側および北側には避難外階段も設置され地域の防災拠点施設としての役割も担います。

渡邉裕之校長が真っ先に完成を知らせたかったのは、今年3月に荒浜中学校を卒業した生徒たちでした。
震災当時小学6年生だった生徒たちは、一度も地元の校舎に通うことができませんでした。
「校舎がなくても同級生の仲間が荒浜中学校そのものです。」卒業生はそう話したそうです。
落成式で渡邉校長は「荒浜中学校の生徒は、たくさんの人の想いを胸に、日々の教育活動に一生懸命取り組み、結果を出していかなければなりません。その積み重ねが新しい荒浜中学校の歴史となっていきます。 少しでもその手助けになるよう私たち教職員も、地域のみなさんや保 護者のみなさんと手を取り合い努力していきます。」とお礼の言葉を述べました。
校長に続き相馬寿哉さんが壇上に立ち「たくさんの方々に支えられて生活しているということを改めて実感しました。私たちもその方々に恩返しの気持ちを込めて新校舎でさまざまなことに挑戦し、ふるさとであるこの荒浜の地を盛り上げていきたいです。部活動や学校行事など活発に取り組み、新校舎での活躍を地域のみなさまに届けていきたいと思います。」と感謝と決意を述べました。