○亘理町職員提案制度実施要綱
令和6年8月8日
訓令第8号
(目的)
第1条 この要綱は、職員からの事務改善及び町政に関する提案(以下「提案」という。)に関し必要な事項を定めることにより、職員の町政運営への参加意欲及び施策立案能力の向上を図り、もって業務の効率化及び町民サービスの向上に寄与することを目的とする。
(提案の要件)
第2条 提案は、建設的かつ具体的なものであって、次の各号のいずれかに該当するものでなければならない。
(1) 事務事業の能率向上に関するもの
(2) 収入の増加又は経費の節減に関するもの
(3) 組織の活性化に関するもの
(4) 町民サービスの向上に関するもの
(5) 町の活性化、まちづくりに関するもの
(6) その他行政施策及び新規の事業で公益的なもの
2 次の各号のいずれかに該当するものは、提案として取り扱わない。
(1) 既に公表された提案と同一の内容のものであると認められるもの
(2) 提案の内容が漠然として不明瞭なもの
(3) 人事及び給与に関するもの並びに個人的な不平不満、苦情、悪意の批判又は欠点の指摘にとどまるもの
(4) 前各号に掲げるもののほか、提案の内容としてふさわしくないもの
(提案者の資格)
第3条 職員(会計年度任用職員を含む。)は、すべて提案する資格を有し、単独又は共同で提案することができる。
(提案の時期)
第4条 提案は、随時行うことができる。
2 町長は、必要と認めるときは、特に期間を定めて提案を募集することができる。
(提案の提出方法)
第5条 提案しようとする者は、職員提案書(様式第1号)を企画課に提出しなければならない。
(審査委員会の設置)
第6条 提案の審査を行うため、亘理町職員提案審査委員会(以下「審査委員会」という。)を設置する。
2 審査委員会は、別表1に掲げる職にある者をもって充て、提案内容を所管する委員会ごとに開催する。
(提案の審査等)
第7条 提案の提出があった場合は、審査委員会に諮り、第1次審査として職員提案審査基準(別表2)に基づく採点制により提案内容を審査し、その結果を基に政策会議で採否等を決定するものとする。
2 審査の参考とするため、提出された提案に対し、事前に関係課長等に職員提案に対する意見書(様式第3号)の提出を求めることができる。
(1) 採択 全部について実施することが適当と認められるもの
(2) 一部採択 一部について実施することが適当と認められるもの
(3) 保留 直ちに採択を決定することは困難であり、調査研究を要するもの
(4) 不採択 実施が不可能又は不適当と認められるもの
(提案に関する権利)
第9条 提出された提案に関するすべての権利は、町に帰属するものとする。
(表彰)
第10条 町長は、優秀な提案を行った職員を表彰することができるものとする。
(提案の実施)
第11条 町長は、採択の決定をした提案について、職員に周知するとともに、提案に関係のある課長等に対し、必要な通知を行うものとする。
(採択した提案の公表)
第12条 町長は、採択した提案を広く公表することができる。
(庶務)
第13条 この要綱に関する事務は、企画課において処理する。
(委任)
第14条 この要綱に定めるもののほか、必要な事項は、町長が別に定める。
附則
この訓令は、令和6年8月8日から施行する。
別表1(第6条関係)
名称 | 委員 |
総務委員会 | 総務課長、企画課長、財政課長、税務課長、町民生活課長、会計課長、議会事務局長 |
産業建設委員会 | 農林水産課長、商工観光課長、都市建設課長、施設管理課長、上下水道課長、農業委員会事務局長 |
教育福祉委員会 | 福祉課長、長寿介護課長、子ども未来課長、健康推進課長、教育総務課長、生涯学習課長 |
別表2(第7条関係)
職員提案審査基準
評価項目 | 評価指標 | 評点 |
独創性 提案内容に独創性が感じられるか (創意工夫・斬新さ・着眼点等) | (1) 非常に優れていて独創的である | 5 |
(2) 発想が新しく工夫されている | 4 | |
(3) 比較的独創的である | 3 | |
(4) あまり独創的ではない | 2 | |
(5) 類型が多い | 1 | |
研究努力 提案に際し、調査研究がされているか (事前調査・研究等) | (1) 著しい研究努力がされている | 5 |
(2) かなりの研究努力がされている | 4 | |
(3) 研究努力がされている | 3 | |
(4) あまり研究努力がされていない | 2 | |
(5) 研究努力がされていない | 1 | |
実現性 実現の可能性があるか (具体性・制度・時期・必要性等) | (1) 具体性があり直ちに実現できる | 5 |
(2) 条件次第ですぐに実現できる | 4 | |
(3) 相当の準備期間を要するが実現できる | 3 | |
(4) 内容の検討が必要である | 2 | |
(5) 具体性が乏しく実現性がない | 1 | |
能率性 実施による能率向上、改善性があるか (時間短縮等) | (1) 著しい効果がある | 5 |
(2) かなり効果がある | 4 | |
(3) 効果がある | 3 | |
(4) 効果が少ない | 2 | |
(5) 効果がない | 1 | |
経済性 提案実施による経費節減効果があるか (経費・人員・時間等) | (1) 著しく節減できる | 5 |
(2) かなり節減できる | 4 | |
(3) 比較的節減できる | 3 | |
(4) 節減効果が少ない | 2 | |
(5) 節減効果がない | 1 | |
町民サービスの向上 | (1) 町民サービスの著しい向上につながる | 5 |
(2) 町民サービスのかなりの向上につながる | 4 | |
(3) 町民サービスの向上につながる | 3 | |
(4) あまり町民サービスの向上につながらない | 2 | |
(5) 町民サービスの向上につながらない | 1 |
評点区分
評点区分 | 説明 |
優 | 評点平均25点以上 |
良 | 評点平均19点以上24点以下 |
可 | 評点平均13点以上18点以下 |
不可 | 評点平均12点以下 |