「鳴り砂」を使用したアート作品を悠里館2階連絡通路に設置しました

常磐線亘理駅を東西に跨ぐ連絡通路内に、亘理町地域おこし協力隊隊員がアート作品を設置しました。
この作品は、町の魅力や東日本大震災の影響を受けた「亘理町吉田浜海岸」から着想を得たもので、実際にその砂を使用し制作されました。

作品名:quiet sand

作者からのメッセージ

作者:アーティスト/亘理町地域おこし協力隊 岩村 寛人さん

岩村さんの写真

亘理町へと移住して感じた町及びそこに住む人の魅力、風景、環境から様々なインスピレーションを受けました。なかでも、東日本大震災の影響を受けた日本最大級の鳴り砂浜である「わたり吉田浜海岸」は、震災後に異物混入で音が鳴らなくなってしまいました。かつては塩田や潮干狩りで地域の生活を支えてきた重要な資源であったこともあり、この鳴かなくなった砂に着目し、アートの資源としての活用方法を研究し実践してきました。砂を通じて地域の可能性や独自性を表現し、砂が描く色彩がこの街に新たな命を吹き込むことを目指しています。
鳴り砂は海水の自浄作用や地元ボランティアの清掃活動により、音が徐々に蘇ってきています。浜が完全にその音色を取り戻すまで、この絵を見てその存在を思い出してほしいです。

吉田浜海岸の鳴り砂について

日本に30ヶ所あまりある鳴り砂の中でもトップクラスの長さを誇る鳴り砂の浜。
鳴り砂は異物が交ざると音がしなくなり、環境のバロメーターともいわれています。
こちらの浜では、東日本大震災直後に鳴らなくなりましたが、海水の自浄作用や清掃活動により、今では音がよみがえってきております。
鳴り砂は、潟湖「鳥の海」と太平洋をつなぐ水路から南に約3.5kmにわたって広がっています。

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